名古屋の求人に見られる二面性について

政令指定都市に指定されている名古屋は東京や大阪のように大都市というイメージが強いものの、実際に都市化している地域は主要駅を中心としたわずかな区域であり、都市性と地方性が混在しているという特徴があります。その傾向は町並みだけではなく企業の分布や求人についても同様のことが起こっているため、同じ市内で考えても地域性がとても強いでしょう。

名古屋駅や栄駅、金山駅などの主要な駅の周辺においては大企業から中小企業、ベンチャー企業に至るまで多くの企業が進出しています。
特に最近になっても開発が進められるほどの土地もあったことから新手のトレンドの産業が進出しやすかったこともあり、ITを基盤とした企業も多いようです。

その結果としてIT企業や一般企業でアプリやシステム開発を担うエンジニアの求人やWebを扱うプログラマやデザイナーの求人が比較的多い傾向にあるのではないでしょうか。それに加えて観光地という側面や開発が進められている地域という点から、飲食店等のアルバイトやパートの募集、建物の設計士などのニーズも高いのです。

一方、地方に出るとその状況が一転します。企業が進出する地域ではなく、住宅街となるからです。そういった地域では社会保険事業の隆盛が著しく、高齢化社会において要介護者の介護を担うための介護施設が多く建てられてきているそうです。そのため、そこで働く介護職員が求められている傾向が強いという特徴があります。
こういった二面性があるのが名古屋の特徴なのでしょう。

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